しばらくの間更新できずにおりました。
今日の題材の映画も確か3週間くらい前に見たんですが、なんだかんだブログを書かないままずるずると来てしまい……そのせいでほぼ上映は終わっちゃってるんですが、まぁ最近はね、配信とかですぐ見られるようになるし。いいよね。いいよ。ありがとう。
というわけでDC新作映画、バットマンシリーズ何度目かの仕切り直し『ザ・バットマン』ことザバです。
バットマンと言えば『ダークナイト』とか思ってたらダークナイトってもう14年前の映画なんですよね。マジかよ。この14年の間にバットマンはクリスチャン・ベールからベン・アフレックになり、そして今回『TENET』で僕らのハートを鷲掴みにしたロバート・パティンソンがバットマンになりました。
既に本作の論評は色んな所でされてますので新しい話など何ひとつできないのですが、やっぱ皆さんが仰っている通り今回のパティンソンも凄かったですね。ものっすごい根暗。明らかに人生の歯車狂っちゃった感が凄くて、同じヒーローやってるのにプレイボーイだったクリスチャン・ベール版バットマンとの乖離っぷりにビビりました。
しかしそれでいて優しい。スーツも着ていない状態で子どもを助けるし、セリーナに「自分を大事にしろ」とか不器用この上ない優しさを向けるし。なんというか、今までで一番暗いのに今までで一番好印象なバットマンでした。
あと執事のアルフレッドが今回はアンディ・サーキスなのも個人的には外せないですよ。思えば本作の監督であるマット・リーヴス、僕の大好きな『猿の惑星:新世紀』『猿の惑星:聖戦記』の監督なので、アンディ・サーキスはこれで3作連続出演なんですよね。それでいてアンディ・サーキスは昨年の『ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ』の監督もしていて、そこでウディ・ハレルソンを出演させたりもしているという、この『猿の惑星』同窓会が散発している感じがもう個人的にはたまらない。
これ以外にも街並みの暗さが映画全体に漂ってる感じの雰囲気とか(「街そのものが主役」系映画は大体面白いと思う。ブレランとか)、デヴィット・フィンチャーの『セブン』を思い起こさせる展開とか、ペンギンのとばっちりな感じとか、今回の悪役であるリドラーがものすごい現代的な悪役(チャンネル登録者数がものっすごいリアル)だったりとか、いいところがたくさんありました。
続編があるのかはよく分かりませんが、もし作られるのであればそれも楽しみだなーと思っております。なんだかんだで後に公開された未公開シーンもすごいワクワクさせられちゃいましたからね。
↑唐突に公開されて衝撃を受けた、パティンソンとゾーイ・クラヴィッツへのラプ様によるインタビュー。ラプ様しっかりやってるやん!