狂信者こそ心に疑念を宿している。

Ryuto(リュート・スマイリー)のブログです。趣味の話とかしたい。

『モンタナの目撃者』

 というわけで始まりましたこのブログですが、通常運行1回目は今日観てきた映画の話でもしようかと思います。


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 暗殺者から逃げる少年を助ける森林消防隊員ハンナ(アンジェリーナ・ジョリー)!

 追う二人の暗殺者コンビ(ニコラス・ホルトエイダン・ギレン)!

 迫り来る山火事と暗殺者!どうするハンナ!?

 

 と、そんな感じの映画でした。

 監督が『ボーダーライン』シリーズの脚本家にして『ウインド・リバー』の監督でもあるテイラー・シェリダン

 この人の関わってる映画は大体全部面白くて、今回も「テイラー・シェリダン監督新作やるの!?なら観よう!」って感じで行ってきました。

 現代の西部劇作家との呼び声高いテイシェリ監督、今回もいつも通り渋さマンマンで、いつ誰が殺されるかも分からない緊張感がとても良い。前作『ウインド・リバー』は極寒の世界の怖さを描いてましたが、対する今回は山火事という。

 今回は暗殺者二人組が主な悪役(片方はマッドマックスのニュークス君でお馴染みニコラス・ホルト)なんですがこれが良かった。グチグチ言いながら仕事はしっかりこなす。テイシェリ監督、毎回プロのお仕事・プロ同士の戦いを描くのがとても上手い。そしてカッコいい。

 相手は殺しのプロですが、対するアンジーは山のプロ。これまでのテイシェリ作品だと女性は守られる立場だったり何も知らないヒヨッコだったりしましたが、今作のアンジーはとってもタフでカッコ良かった。この人が居たら多分大丈夫感がすごい。

 あとは何よりテイシェリ映画の常連でもあるジョン・バーンサルですよ。薄汚れた役が多いおじさんですが今回は正義感あふれる保安官役。しかも奥さんが妊娠していてもうすぐパパ(ちなみにこの奥さんもすごい活躍する。こっちも山のプロ)。

 もうね、良いとしか言いようがないんですよ。ジョン・バーンサルは毎回出る度に美味しい役やってますが、今回はベストバーンサルだったんじゃないでしょうか。『ザ・コンサルタント』もかなり良かったですけど。でも今回は性格悪そうに見えて悪に屈しない正義感・良き夫にして良き元カレって感じで本当に良い。普通の人がこんな役演じても「都合良すぎ」って感じになりそうですけど全くそう思わせないのがバーンサル力なのか。そうなのか。

 なんか具体的なことを何一つ言ってない気がするけど、そもそもジョン・バーンサルが出てるテイラー・シェリダン映画で「最高~!」しか言えないのは仕方ないと思うんですよね。だからこれはテイラー・シェリダンが悪い。もしくはジョン・バーンサルが悪い。いややっぱ悪くない。最高です。

 そんなジョン・バーンサル、なんと今日(9月20日)が誕生日だったそうで、そういう意味でも今日は彼の日ですね。おめでとうございます!(日本時間では日付変わっちゃったけど)


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テイラー・シェリダン監督の前作。ホークアイジェレミー・レナー)とワンダ(エリザベス・オルセン)のバディー物なのでMCUファンはぜひ見てね。